渡邉彩香、最終ホールのチップインイーグルで大逆転V!

咲楽

2014年03月31日 11:44

その瞬間を誰もが固唾を飲んで見守った――。最終18番パー5の3打目。グリーン左のラフからピンまで20ヤードのアプローチショットに挑む渡邉彩香。

 会場にピンと張りつめる空気。その表情には少し緊張感が見てとれた。そうなるのも当然だ。

 通算12アンダーでトップを走る藤田幸希に対して、渡邉は通算11アンダーの1打差。渡邉が勝利するにはここでイーグル、もしくはバーディを取るしかない。

「昨日も最終ホールで同じようなシチュエーションからのアプローチでバーディが獲れたので、落として転がすイメージとラインは頭の中に残っていました」

 58度のウェッジで10ヤード先のディポットに向けて打ったボールは、グリーンに落ちたあとピンに目がけてするすると転がっていった。そしてボールはカップに吸い込まれるように消えた。大逆転のチップインイーグル。
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